苦労する案件

藤原です。

昨日はコンサルティングだったんですが、
ある相談を受けました。

それはプロモーション動画の台本作り。

よくある動画講座の台本でした。

でも、話を聞いた瞬間に、

「あ、これは苦労する案件だな」

って思ったんですね。

それは動画の台本の出来が悪いとか
そういう意味ではありません。

なぜなのか?

理由を説明しましょう。

まずその案件は
このようなチームになっていました。

・プロデューサー
・コンテンツホルダー
・ライター

僕がコンサルティングしている方は
ライターとして入っています。

これはよくあるチームの例です。

でも、僕の経験上、
高い確率でこのチームが
うまくいくことはありません。

なぜなら大体の場合、
プロデューサーとコンテンツホルダーの関係が
ちゃんとできていないから。

プロデューサーはこうしたほうがいい。

コンテンツホルダーはこうしたい。

みたいな意見のぶつかり合いが
起こる場合が多々あります。

特にこの場合、
プロデューサーがしっかりと
手綱を握っておかないと
本当に何も進まないんですよね。

んで、話を聞いていたら、
まさにあんまり関係性が
できていない状態で組んでいたんですよね。

その上、
プロデューサーの人が知識はあるけど、
プロデューサー経験が浅い状態でした。

こうなると
下請けになっちゃっている
ライターは何もできません^^;

なぜなら、

・プロデューサー
・コンテンツホルダー

両方のプライドがあるからです。

プライドほどプロジェクト進行に
邪魔なものはありません。

もちろん
「神は細部に宿る」
という言葉もあります。

こだわって、こだわって
1つのプロジェクトを作り上げる。

プロ意識を持つことは必須です。

でも、結局のところ、
完璧なものなんて完成しません。

そもそも今回の場合、
お互いプロモーション経験が
たくさんあるわけではありませんでした。

なので、こだわるポイントも
あまりわかっていない状態。

つまり、良いか悪いかの基準がわかんないので、
無駄なことを考えて時間を浪費してしまいます。

MacBookも定期的にソフトウェアを
アップデートしますよね?

なぜなら世に出回っている
16万円、20万円、30万円する
MacBookが不完全だからです。

高い値段で売られていて、
たくさんのファンがいる
MacBookでさえ不完全。

まぁ、MacBookができた時は
スティーブ・ジョブズは
めちゃくちゃこだわった
という話もありますが・・・

それはさておき、
プライドは完璧主義という病を
引き起こす諸悪の根源です。

ただ、このチームでも
プロデューサーとコンテンツホルダーに
絶大なる信頼関係があれば、
問題ありません。

お互いが尊敬し合い、
そして認め合っている関係。

この場合は上手くいきます。

その証拠に僕のメンターでもある
石塚さんはめちゃくちゃ上手くいっています。

石塚さんが上手くいっているのは、
まず関係を構築していること、

そして尋常ではない経験値から生まれた
人としての懐の深さが要因だと思います。

ということを踏まえた上で、
あなたもこれからチームとして
プロジェクトを進める時に、
プロデューサーみたいな人がいたら、

どういう方なのかをしっかりと確認し、
コンテンツホルダーとの関係も
観察してみてください。

ちなみに僕が毎日メルマガを書き続けられるのも、
ある意味プライドを捨てているからなんですよね。

僕が完璧なメルマガを書こうとしていたら、
きっと1週間に1通くらいになるはず。

でも時には誤字脱字もあるし、
「あ、ここの日本語微妙だな」とか、
「もっとこの表現のほうが良かったな」とか
反省点もたくさん出てきます。

僕はセールスコピーライターという
仕事を専門にしていますから、
そういうミスをしてしまうと他の人から

「どう思われるんだろう?」

とかも気になります。

でも、そのプライドを持っていたら、
毎日メルマガなんて書けません。

少し話はズレましたが、、、
あなたがライターとして
チームに参加した時に、

・プロデューサー
・コンテンツホルダー

が組んでいる場合は
この関係性に注意してください。

上2人の関係が
構築できていない場合は
かなり苦労すると思います。

ちなみに
このチームでやっていく場合の
対処法としては、

・完全に下請けとして割り切ってやるか

・プライドを傷つけないような言い回しで
 ハッと気づかせるように努力するのか

・やめるか

の大体どれかかな〜と思います。

ぜひ参考にしてみてください

(株)FJC代表
藤原由基

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