悪用厳禁:心理トリガー

藤原です。

実は今、家から
徒歩3分のところにあるキリン堂が
一時閉店セールを実施中です。

「いやいや、そんなことどうでもええわ」

と思うかもしれません。

でも、マーケティングに
オモクソ関係のあることですし、

間違った使い方をしてしまうと、
一瞬で信頼を無くしてしまう
恐ろしい事態を招きかねません。

なので、
ぜひ最後まで読んでください。

もちろん、
自分のマーケティングは
完璧だから大丈夫だよって人にとっては、

「なんだよ、そんな話かよ」

と思うかもしれません。

自信がある場合は
読まなくても大丈夫です。

準備はいいですか?

さて、いきましょう。

キリン堂の一時閉店セールを見た
瞬間に思ったことは、

「あ、ローションティッシュを
 買い溜めしよう」

でした。

昨日のメールでも
僕が花粉症で苦しんでいることについて
触れました。

鼻水がダラダラ出ています。

なので、ティッシュを使う量も
半端じゃなりません。

普通のティッシュだと
鼻がカピカピになって、
皮が剥ける剥ける。

なので、この時期は
ローションティッシュを
使うようにしています。

そのため
買い溜めしておこう
と思ったわけです。

でも、店内の半分以上はすっからかん。

もちろんティッシュも完売でした。

せっかく来たしと思って
他の商品も見てみましたが、
藤原家で使えそうな商品は
残っていません。

そこで、僕がいつも使っている
洗顔料を購入することにしました。

僕が使っている
洗顔料の在庫は
3つありました。

なので、
全部買い占めてやったわけです。

これで数百円分お得になるな〜
と意気揚々とレジに並び、
いざレジをする瞬間に言われた一言が、、、

「この商品はセール対象外ですが
 いいでしょうか?」

もう買うと決断している僕は、

「なら、買いません」

ということも言えず、
冷静を装って

「はい、大丈夫です」

と買う決断を行ったのです。

あなたもこういう経験、
一度はあるんじゃないでしょうか?

これはマーケティングの必読書の1つとして
取り上げられるロバート・チャルディーニの
『影響力の武器』の中でも紹介されている

「一貫性とコミットメント」

という心理テクニックです。

人は自分の決断を正しいと思いたい、
間違いを認めたくないと思う
心理を持っています。

それを貫こうとすることを
「一貫性とコミットメント」と
言っています。

これはセールスでも
使われているテクニックで、

最初は「はい」と
答えやすい質問から始めて、
徐々に難易度を上げていくのも
有名なテクニックの1つ。

さらにプロダクトローンチでも
一貫性とコミットメントのテクニックは
随所に散りばめられています。

例えば、

・メール冒頭部分に
 「あえて」メール解除リンクを
 おいてスルーさせる

・URLをクリックさせる

・文中の中にあなたの決断は正しいよ
 とほのめかす一文

・コメントをしてもらう

・メールに返信してもらう

などなど。

一貫性とコミットメントの心理トリガーを
発動させるための仕掛けがたくさんあります。

でも、一歩間違えば
クレームにもなりかねません。

なぜなら、僕が感じたように
使い方を間違えれば、

「あ、騙された」

と思うからです。

もちろんキリン堂は
「あえて」そういうことを
しているわけではないと思います。

でも、それがワザとしていて
お客さんにバレてしまうと
一瞬で信頼が崩れてしまいます。

ただ、強力な心理トリガーなので、
必ず入れるべき要素の1つです。

なので、一貫性とコミットメントの
取り扱いには注意して使っていきましょう。

さて、、、

このメールにも一貫性とコミットメントの
心理トリガーを入れているのですが・・・

お気づきになりましたか?

わかりやすくしてあるので、
気づいたかもしれません。

でも、気づかずに
ここまで読んでしまったのであれば、
僕の術中にまんまとハマりましたね。
グヘヘへッ( ◠‿◠ )

※こんな使い方すると嫌われるので、
 やめておいてください。

(株)FJC代表
藤原由基

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